こんにちは。無職から派遣看護助手に転職した、ままるです。
最近「フリーランス」という言葉を良く目にします。
特にブログの中で「フリーランスになった」とか「フリーランスになれ」とか「フリーランスなんて辞めた方がいい」などと言う内容の記事が目に余ります。
あまりにも目にする機会が多くて気持ち悪いので、今日は自分なりにこの言葉を消化して、すっきりしたいと思います。
今日はそんなお話です。
そもそもなぜフリーランスという言葉が流行った?
もともとこの「フリーランス」という言葉は世の中に存在していて、「フリーランスのカメラマン」とか「フリーランスのデザイナー」とかいう使われ方をかなり昔からされてきました。
説明するまでもありませんが、フリーランスとは、特定の企業に専従として雇用されず、個人として仕事を契約し、その業務を遂行し報酬を得る働き方です。
以前から業種業界によっては、すごく一般的な働き方だと思います。
その「フリーランス」という言葉が、なぜ最近異常に使われるようになったのか?
大きな理由は「クラウドソーシングやブログアフェリエイトなど、個人でも比較的簡単に収入を得る方法が確立して来た時代背景」にあると思います。
フリーランスになりたい若者急増の件
少し前に話題になった記事
これは最近の記事
やっぱりやぎろぐさんの影響が大きいのでしょうか?
とにかく「会社を辞めてフリーランスになる」とか「新卒フリーランスになる」とか最近ものすごく多くありませんか?
それで、なんかこう書いているひとの意見も、それを否定しているひとの意見も、ままるにはしっくりこないわけです。
その理由を説明します。
そもそもフリーランスって
ままるは23歳の時から、20年間商売をやってきました。
店や会社を立ち上げ、人を雇い、モノやサービスを生産し、その対価としてお客さんかたお金を頂く事を生業としてきたわけです。
いまブログで話題の彼らが必死に訴えている「フリーランス」っていうニュアンスは、「起業」や「商売」とは少し違うような気がします。
いまもてはやされている「フリーランス」というニュアンスは、「自分ひとりの食いぶちを稼ぐ」ことを言っている人がほとんどです。
今の日本で、自分ひとりが食っていくくらいは、楽勝ではないでしょうか?
なにもリキんで「フリーランスになるぞ!」とか「サラリーマンよりフリーランスのほうがいいぜ!」とか言うほど大変な物では無いような気がします。
店や会社を立ち上げ、経営を始めると、自分だけでなく多くのひとの人生まで背負う事になります。
ある程度長く事業を続けていると、新卒だった社員が結婚して、子供が生まれたりします。そうなってくると、もはや「自分の食いぶち」だけじゃ済まないわけです。
「ひとり起業」「ひとりフリーランス」ならほとんどリスクはないと思いますし、ムキにならなくても何とかなりますよ。
「絶対フリーランスになってやる!」とか「フリーランスの人生の方が超絶幸せ!」とか言っているひとこそ、「就職して安定した報酬を得る」という感覚に縛られていて、ビビってるからこそ、言っているようにしか聞こえません。
ひとりきりならビビる事はありません。簡単な物です。
フリーランス志望を責める大人たち
ほんとに残念なひとが多いですね。
僕の基本的なスタンスは、
「他人が何をやってても自分には関係ない」
です。
サラリーマンをやろうが、フリーランスになろうが、個人の選択として好きにすれば良い。
実際僕は今まで多くのひとと出会って来ましたが、サラリーマンでもフリーランスでも、凄い人は凄いし、ダメな人はダメです。
そんなの当たり前だと思いますが。
僕が一番嫌いなのは、他人の行動に対して批判している人。
「新卒なんだから一度は就職した方がええ」
とか
「社会保障も信用も無くなるフリーランスなんて辞めた方がええ」
とか
そういう事言ってるひとが大嫌いです。
自分の人生なんですから、好きにすればいいじゃないですか。
他人がとやかく言う事ではありませんよ。
フリーランスって結婚に似てる
よく
「結婚して良かったですか?」
とか聞く独身のひとがいます。
「そんなの1年や2年じゃ分かんないよ」
って僕は決まって言います。
当たり前ですが、結婚って条件さえ選ばなければ、ある一定の年齢以上なら誰でも出来ることです。
特に同棲していて籍を入れた夫婦なら、ある日を境に書類上の契約を結んだだけで、二人の関係が結婚によって劇的に変化することは無いと思うわけです。
事実上の結婚って、子供が生まれて5年、10年、20年って時間が経つことに意味があるのだと思うんですよ。
現在日本では、3組に1組が離婚しているという事実。
幸せな結婚は誰にでも出来る。
幸せな結婚を継続出来るひとは一握り。
フリーランスもこれと似ている気がするんですよね。
「フリーランスになって良かった?悪かった?」
なんて20年続けなきゃ解る分けないし、20年続けたら嫌でも解ると思います。
結論、
今より充実したフリーランスには誰でもなれる。
今より充実したフリーランスを継続出来るのは一握り。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ままるなりに最近の「フリーランス」という言葉を考えてみました。
「フリーランス」の「フリー」って響きが「自由」っぽくてウケてるんですかね?
だとしたら「自由なりの不自由」ってのもたくさんあるような気がしますが。
以前の記事にも書きましたが、20代30代なんて、ほんと何しててもいいと思います。
その善し悪しが解るのは、40代を過ぎてからです。
ほんとに若さを羨ましいと思う、おじさんのつぶやきでした。