こんにちは。無職から派遣看護助手に転職した、ままるです。
今年初めて開催した日本の「ブラックフライデー」
イオンが初開催「ブラックフライデー」が日本で定着する気がしない – グッドノージョブ
この記事でも書いていますが、キャッチーなタイトルだけ輸入して実体が伴わなければ、それは定着するはずがないと思うのはまっとうな意見だと思います。
そんな最中、今度は「プレミアムフライデー」を行うというニュースが。
プレミアムフライデー 可能か | 2016/12/13(火) 6:54 – Yahoo!ニュース
いつから行うかと言うと、2017年の2月からだそうです。
もはやあきれて物が言えません。
今日はそんなお話です。
![f:id:nojobmamaru:20161213162559j:plain f:id:nojobmamaru:20161213162559j:plain](https://www.goodnojob.com/wp-content/uploads/2018/07/20161213162559.jpg)
http://news.walkerplus.com/article/95359/
プレミアムフライデーとは
2017年2月24日の金曜日から、毎月月末の金曜日は「午後三時」で仕事を切り上げその後「食事や旅行に行って消費を拡大する」ことを目的に経産省が主導となって行う政策のようです。
なんとこのプレミアムフライデーに費やす広告費として2億円を補正予算に計上しているとのこと。
ほんとにバカなんでしょうか?
経産省は「賛同してくれる事業者のみに働きかける」という訳の分からない説明をしています。
いったいこの行動になんの意味があるのか、国民の理解は得ているのか、甚だ疑問の限りです。
月末金曜日の忙しさ
一般企業にお務めの方なら誰でも承知でしょうが、月末金曜日は大抵の企業にとって一月で一番忙しい日です。
売上の締めや、納期、場合によっては振込など時間がいくらあっても足りないほどです。
そんな日に
午後三時で帰れ
さらに
帰り道には買い物をしたり外食をしろ
あわよくば
そのまま週末旅行に行け
どう考えてもムリゲーそのものです。
一般企業にお勤めの方ならこれもまた分かると思いますが、GWや正月休みなどの連休明けは、その分溜まった仕事が一気に押し寄せ
「これだったら休まなかった方がマシ」
のような状態に陥る事すら多々あります。
プレミアムフライデーで早や上がりした分、消化しきれなかった仕事は必ず残るわけでその仕事はいったいどうするのか?
どう考えてもまったく理にそぐわないこの政策、非難が殺到すること間違いないですよね。
役所は全員プレミアムフライデーで午後三時に帰るのか?
経産省が政策として主導しているということは、多くの役所や公的機関では実施されるはずですよね。
そうなると迷惑なのはやっぱり僕ら一般の人間です。
通常午後5時までやっている各種窓口が3時もしくはもっと早く閉まる、しかも月末金曜日に。
これはもう地獄絵図です。
下手したら日本の経済活動に負の意味で打撃を与えるのではないでしょうか?
このプレミアムフライデーという奇想天外な発想は、いったいどこから来たのでしょうか?
電通社員過労自殺問題の影響
今年大きな話題となった「電通社員過労自殺」問題。
【電通社員過労自殺】報道されない「本当の電通」の闇 – グッドノージョブ
この記事の中でも書いていますが、この問題は単純に「残業」の多さだけが招いたものでは無いと思います。
もちろん過度の残業は許されるものではありませんが、この問題によって「企業の残業悪説」が急速に日本中で騒がれるようになりました。
しかし「残業」は問題の一要因であって、全ての元凶ではありません。
単純に「残業を減らせば良し」という杓子定規の政策は、本質をまったく見ていない愚策としか思えないのは僕だけでは無いはずです。
政府が政策として行わなければいけないのは
「問題」の「解決」
であって、解決に向かっていると言うパフォーマンスはもはや無駄以外の何者でもありません。
まとめ
キャッチーなネーミングだけを輸入した日本版「ブラックフライデー」。
皆さんは成功したと思えますか?
しかしこれは税金を投じた政策では無いので、成果を論ずる類いのものではありません。
しかし「プレミアムフライデー」は違います。
この政策にしっかり税金が投入されています。
安部政権は「あらたな財源、あらたな財源」と事あるごとに日本の資金難を国民に被せてきます。
そのまえに湯水のように垂れ流す税金をどうにかしてくれ。
穴の開いた桶には、いつまでたってもお湯は溜まりませんよ。