こんにちは。無職から派遣看護助手に転職した、ままるです。
僕は20年近く自営業として商売をしてきました。
つまり「モノ」や「サービス」を生み出し、それを売って対価としてお金をもらってきたわけです。
飲食店もやりましたし、アメリカでブランド物を買い付けてネットオークションで売ってみたり、企業広告の販売もしたりホームページ制作やアプリの製作もやりました。
商売をやる上で、もっとも必要なもの、
それはマーケティングです。
僕の座右の銘
「追い風を見つけてそれに吹かれるとうまくいくよ」
は
人生万事マーケティングだ!
という僕自身の理念から出て来た言葉です。
世の中に「マーケティング」を題材とした書籍や情報は星の数ほどあります。
僕自身が考える「ままる式マーケティング」とは。
今日はそんなお話です。
マーケティングとは
マーケティング(英: marketing)とは、企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念である。また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す。
僕はマーケティングを、専門的に学校などで学んだことはありません。
しかも広告代理店を経営したことはありますが、そのような会社の「マーケティング部」のような部署に勤めた経験もありません。
言ってみればマーケティングに関しては「ズブの素人」です。
しかし20年近くも自力で生きて来た僕は「無理矢理」自己流のマーケティングを行い、それによって商売をして生きてきました。
つまり世で言う「マーケティング理論」に関してはまったくの素人ですが、実際に商売で利益を出して生きて来た「実戦的マーケティング」のプロであると言えます。
マーケティングに関する書籍は何度も読みましたが、そのほとんどは僕にとって身になるものではありませんでした。
「マーケティング理論」はあくまで「理論」であって、実戦の商売の中ではその再現性が難しい物が大半です。
経済の専門家と言われる人が、どんなにマーケティングを語っても、実際に自分の身銭で生きるか死ぬかの商売をしている人間には響かないのは当たり前のことです。
なので僕は、マーケティング関連の書籍を読むよりも「実際の経営者」が書いた書籍ばかり読んできました。
マクドナルドもユニクロもソフトバンクも、一代で築いた企業には必ず生きたマーケティング理論があります。
僕はそういった話と自分をリンクさせながら、自己流でマーケティングを行い、商売の道を突き進んできました。
マーケティングの本質とは
しかしながら個人商売では、大企業のマーケティング部が行っているような調査は到底出来ません。
ほとんどが「感覚」によるものです。
その「感覚」とは、自分がターゲットとする「市場」のニーズを分析予測することです。
僕は
「砂漠で水を売れ」
という話をこのブログでも度々しますが、まさにマーケティングの本質はそこにあると思います。
商売をやる時に、最初に考えなくてはいけないのは「市場」です。
世の中に、そのやろうとしている事に対してニーズはどのくらいあるのか?
これを知る事無くして、商売は始められません。
「そんなの当たり前じゃねーか」
と思われるかも知れませんが、僕自身この「市場」をまったく無視した商売を、若い頃にやって大失敗した経験があります。
若気の至りとしか言いようがありませんが、自分で
「こんなお店があったらカッコイイだろ」
という妄想だけでお店を作ってしまいました。
結果
「なんでこんな良いお店なのに売上が上がらないの!?」
という悩みにぶつかります。
今思うとその答えは簡単です。
当時僕の創ったその店は
僕の頭の中にあった
「僕の理想」
であっただけで、世の中のニーズという「市場」をまったく無視したものだったのですから。
自分のやりたい事=世の中で売れるもの
では無いということを、多額のお金を失って初めて気づいたのです。
世の中で売れるもの=世の中が必要としているもの
これほんと当たり前のことですよね。
世の中の「多数」を予測する
マーケットを探す時に重要なのが「多数」に向けるか「少数」に向けるかという選択です。
世の中のほとんどの商品は「多数」に向けたものです。
マクドナルド、ユニクロなどは当たり前ですけどそうですよね。
一方「少数」に向けた商売は、いわゆる「ニッチ」と呼ばれる市場です。
ある特定の趣味の人だけに向けた「商品」や「サービス」を商売にするのも、戦略上はとても有効です。
特に個人資本で商売を行う場合、大手の参入が難しい「ニッチ」のジャンルは、小資本でも勝負が出来る可能性が高いと言われています。
しかし「ニッチ」の市場というのは、その趣味性が強く求められます。
つまりターゲットが圧倒的に知識豊富な「趣味人」なわけですから、それ以上の経験値や情報を持っていなければ成り立ちません。
それ故に「商売を始めよう」と思った段階で「ニッチ」の市場に目が向く人は、その前の段階でそのジャンルに精通している人です。
その場合、自分の経験値が自然と働いて、難しいマーケティング理論など考えなくてもスムーズに商売は進みます。
なので「マーケティング」が必要とされるのは、主に「多数」に向けた商売なんですね。
例えば100人の一般人がいた場合、80人が欲しがっていればその商品は売れるはずです。
それが50人なら?30人なら?
と考えていきます。
さらにその100人を性別や年齢別に分けた場合、都心部や郊外に分けた場合等、多くのパターンを想定します。
例えば「都心部に住む、40代独身男性100人を集めたら、その半分くらいはこの金額でも欲しがるはずだ」みたいな感じに落とし込んでいきます。
そんなマーケティングの結果、自信の商品やサービスを当てはめれば「売れる」可能性は高まっていきます。
商売をするということは、この作業を延々と繰り返していくことです。
ブログ記事もマーケティングが必要
このブログも、やんわりですがそんな事を考えながら記事を書いています。
大きなPVが欲しいなら、世間の「多数」が検索しそうなワードで記事を書けば良いわけです。
一日一記事で1万PVを超えたこの記事
【完全無料!】マック100円コーヒーが16日から期間限定|マクドナルドが商品を無料で配布出来る理由 – グッドノージョブ
これはある程度PV数が稼げると踏んで書いた記事です。
なぜならまず、世の中の「多数」の人は「お得」情報が好きです。
「普段100円のコーヒーが無料になるよ」
と100人の人に言った場合
「え!?マジで??」と振り返る人と「そんなの興味無い」という人との割合はどんなもんでしょうか?
大手企業だったら、いずれかの方法で調査して具体的な数字にするでしょうが、当然今の僕は「感覚」で決めます。
まあ半分くらいは「無料コーヒー」について「興味有り」ではないでしょうか?
さらにその中で「Google検索」までする人は5%いれば上等でしょう。
つまりざっくり100人の人がいたら、半分の50人が興味を持ち、その中の5%、2.5人くらいはGoogle検索するであろう、という予測です。
さらにこの「無料コーヒー」の話題ですが「マクドナルド」という看板が「多数」のマーケットに大きく作用します。
当たり前ですがマクドナルドは日本で最も有名なハンバーガーチェーンです。
全国に3000店舗もあれば、自分の住んでるところの近くにマクドナルドがある人が大勢いると考えます。
もしマクドナルドではなく「バーガーキング」がこのキャンペーンを行ったとしたら、僕の記事はこれほど読まれる事は無かったでしょうし、僕自身その話題を書く事は無かったと思います。
当たり前のことをとことん考える
なんかここまで文章を書いてみると、ほんとうに当たり前のことばかり書いているように見えますね。
でもマーケティングってそういうものだと思います。
当たり前のことをとことん考える。
これって簡単そうで、なかなか難しいことだと思います。
経済って多くの専門家が分析しても、その正解予測は出来ないものです。
なぜなら
経済は人のココロの集合体
だからです。
人間のココロは日々移り変わるものです。
そして人間は「当たり前のように」日々の生活を送ります。
その「当たり前」を調査し分析することが「マーケティング」の本質だと僕は思います。
目に見える「当たり前」の光景を、ただ見過ごすだけの人は商売も出来ませんし、ブログで大きな収益を出すことも不可能だと思います。
誰もが「当たり前」と思える事象の中に何か法則性やヒントを見つけられる人こそ、あらゆる分野で成功出来る一握りの人なんだと僕は思っています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
抽象的な話でピンと来ない方も多かったかも知れませんが、僕自身何をやるにも「市場」を気にしているよ、というお話でした。
ちなみに僕は通勤などで電車に乗る事が好きです。
電車の車両って、ざっくり100人くらいの乗客が乗っていることが多いです。
性別も年齢も職業も様々なひとが、その瞬間電車に乗っています。
その人達をぼんやり見ながら、
「この中でブログ書いてる人って何人くらいいるかな?」
とか考えます。
10人もいないように感じるんですよね。
さらにこの車両の中で
「月間で5万円以上の収益を出してるひとってどの位いるんだろ?」
とか考えると、もっと少なくなります。
一車両どころか、その電車全体でも数人いれば良いレベルじゃないでしょうか。
正解か不正解は別として、
「ブログで収益を出すって大変なことだよな」
という結論を、電車の乗客を眺めて感じるのが「ままる式マーケティング」です笑
最後に、読んだ中で中々見になったマーケティングに関する書籍を紹介して終わりたいと思います。
実際のビジネスを事例した、マーケティングの基本を知るには良書です。
ご清聴ありがとうございました。
介護士ベイベー