こんにちは。無職から派遣看護助手に転職した、ままるです。
関東では突然の降雪で大騒ぎの今日、「第67回NHK紅白歌合戦」の出場歌手が発表されました。
その名前の中に、今年世間を騒がせたSMAPの名前はありません。
また9年連続出場の人気グループEXILEも今回は出場はなし。
また紅白出場39回を誇る常連の和田アキ子も、その名前はリストには無く不出場になるようです。
日本の年末の風物詩であるNHK紅白歌合戦。
しかし2016年現在、年越しを紅白を見て過ごしている人はどれほどいるのでしょうか?
今日はそんなお話です。
<速報>第67回「紅白歌合戦」出場歌手発表 – モデルプレス
NHK紅白歌合戦とは
言わずと知れた日本の年末の風物詩、NHKの国民的歌番組ですね。
1951年(昭和26年)に第一回が放送されて以降、今年で67回目を迎えます。
「紅白出場」のステータスはおそらく日本ではトップレベル。出場歌手はもちろん、司会者までもが「紅白出場」を自身の芸能活動のひとつの目標にしている人も多いくらいです。
紅白出場の基準とは?
紅白出場のNHK側の基準とは「今年の活躍」「世論の支持」などが挙げられます。
毎年紅白の出場歌手を見ていて意外だと思うのが、けっこう「一発屋」的な実力を伴っていないような人でも、選抜されているという点です。
NHKという固いイメージでは到底選ばなそうな人でも、その年に話題になればその勢いで紅白出場、という流れになることも多々あります。
また一方で「紅白出場」にからむ、芸能界の裏話も後を絶ちません。
ここでは多くは語りませんが、芸能界の裏でうごめく利権と金が、その出場権にバイアスを与えているのは、間違いのない事実でもあります。
(参考記事)
【電通社員過労自殺】報道されない「本当の電通」の闇 – グッドノージョブ
ところで皆さん紅白は見ますか?
ここからが本題ですが、皆さんはNHKの紅白歌合戦見てますか?
僕はここ何十年も見ていません。
昭和初期のエンタメがまだ未成熟だったころ、確かにNHK紅白歌合戦は、国民にとって大きな楽しみであり、その存在感は大きかったはずです。
しかし時代は21世紀。
インターネットを含む多くのエンターテイメントが僕らを取り巻き、大晦日の過ごし方も多様化しました。
昔のように家族でこたつに入りながら、紅白を見るだけではなく様々な場所でカウントダウンイベントが開かれたり、インターネットで好きなアーティストの年越しライブを視聴出来たりします。
NHKの紅白歌合戦は、キャスティングフィーも含めて膨大な制作費を投下して作られます。
今となっては国民の税金に等しいお金をそこまで使って作る番組であると言えるのでしょうか?
僕には甚だ疑問です。
地上波の衰退
NHK紅白歌合戦に限らず、地上波の衰退は年々進んでいます。
国民の娯楽の中心であった地上波は、多様化した現在ではもはや中心ではありません。
ただ中心を築き上げて来た人々が、その逃げ場が無いことを恐れしがみついているだけにしか僕には見えません。
ただ、地上波がこのままインターネットにとって変わられ、完全に無くなってしまっていいかと言うとそれも違うと思います。
最後の最後、テレビを必要としている人は誰でしょうか?
それは高齢者です。
高齢者にとって地上波が必要な理由
僕は現在、総合病院の内科病棟に勤務していますが、寝たきりの高齢者が非常に多いです。
そんな彼らは一日のほとんどをベッドで過ごし、食事の時間以外は何もすることがありません。
そんな彼らはたいがいボーっとテレビを見ています。
そこには番組の面白さとか意味とかそういった類いのものは必要ありません。
ただテレビに映っている「何か」が流れている、ただそれだけで彼ら高齢者の役には立っているのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
多様化が進んだ現代であれば、大晦日にNHKの紅白歌合戦を見なくてはいけない理由はほとんどありません。
自分が好きな歌手を見たいのならば、ネットやDVDで好きなだけ見れます。
でも「とりあえず流れている映像」を必要としているひとも間違いなく存在するので、地上波の価値はそれなりにあるのだということです。
それだけ市場の価値観が変わって来た紅白歌合戦ですから、今までと同じような莫大な予算を掛けて作るのは、そろそろ終わりにしてくれませんかね。