こんにちは、看護助手を辞め4月から介護士になる、ままる@mamaru0911です。
政府はカジノ法案解禁に向けて、ギャンブル依存症への具体的な対策を検討する段階に入りました。
<カジノ法>パチンコ店など入場制限 依存症対策で政府検討 (毎日新聞) – Yahoo!ニュース
しかしこの具体的な対策は、なんとなく的外れな感が否めません。
今日は日本のカジノ解禁とギャンブル依存症について、考えてみたいと思います。
日本のカジノはいつ出来る?
2016年12月に「IR推進法案」通称「カジノ解禁法案」が、衆院内閣委員会で可決しました。
(カジノ法案に関しての過去記事はこちら)
カジノ解禁!世論の反対57%|カジノ法案に反対している人の気がしれない – グッドノージョブ
その際に問題になったのが「ギャンブル依存症」の問題。
日本にカジノが出来た場合、今以上の「ギャンブル依存症」者が増えてしまうという懸念が根深くあります。
いかにして「ギャンブル依存者」を無くすか、またカジノに入れないのかを今月になって具体的に政府が検討を始めたということですね。
「日本のカジノ」は昔からその必要性と不必要性が議論されて来ましたが、2020年の東京オリンピックに合わせて、日本のカジノをオープンさせたいのが与党の考え方だと思います。
しかし、現在の政府内の動きのペースでは、2020年のオープンは難しいペースであることは間違いありません。
用地の確保から建設を合わせると、今すぐにでも着工しないと間に合わないようなスケジュール感です。
政府のギャンブル依存症対策
そもそもギャンブル依存症とは
ギャンブル依存症(gambling addiction、ギャンブルいそんしょう、ギャンブルいぞんしょう)とは精神疾患のひとつで、賭博(ギャンブル)に対する依存症である。ギャンブルを渇望する、ギャンブルをしたいという衝動を制御することができない、ギャンブルをするせいで借金など社会生活上の問題が生じているにもかかわらずやめられない、といった状態が繰り返され、身体的、心理的、社会的健康が害されたり、苦痛であったりする。
と言われています。
その「ギャンブル依存症者」の具体的対策として、政府が打ち出しているのは
- 本人や家族の申告によるパチンコ店なのでへの入場制限
- 公営ギャンブル場でのATMの設置の廃止
- パチンコの出玉規制
- 地方自治体に相談場所や専門治療の設置
です。
しかし、どれもこれもさっぱり的を得ていない対策過ぎて呆れるしかありません。
- 本人や家族の申告によるパチンコ店なのでへの入場制限
そもそもパチンコ店では、IDチェック機能がありません。
あれだけの客数に対してのIDチェックをするのは、その方法や設備など障害が多すぎます。
- 公営ギャンブル場でのATMの設置の廃止
別に近くのコンビニに行けば済むだけの話ですよね。
- パチンコの出玉規制
これだけは政府の圧力によって、今後も進んでいくと思います。
- 地方自治体に相談場所や専門治療の設置
現在でもそのような窓口は存在します。
これを税金を使って整備しても、果たしてどれだけの人が利用するでしょうか?
まさに税金の無駄使いになりかねません。
以上のように「パチンコの出玉規制」意外は、はっきりいって意味が無い対策ばかりです。
政府としては「カジノ法案」を進める上で、反対派の意見の中心である「ギャンブル依存症者」をこうして無くせるということを示したいと思ってるのでしょうが、いささかお粗末すぎます。
ギャンブル依存症はカジノでは起こらない理由
日本のギャンブル依存症者は530万人以上と言われ、世界でダントツの一位です。
その原因は「パチンコ」です。
日本はパチンコ大国です。 日本中の駅前のほとんどにパチンコ屋が存在します。 これは世界でも類を見ない、異常な状態です。 「青少年への影響」「ギャンブル依存症への懸念」を心配しているひとがいるのなら、このパチンコ問題はどう思うのでしょうか? あなたの住む家の最寄り駅前にも、パチンコ屋はありますよね? もちろん子供も通る駅前の道に、堂々とパチンコ屋は建っています。 「18歳未満は入店お断り」の注意書きこそあれ、パチンコ屋では未だにIDチェックはありません。 都内の漫画喫茶でさえ、身分証の提示が求められる現在にですよ? パチンコ屋は誰でも自由に入店することが出来ます。 日本の成人の5%近いひとが、ギャンブル依存症だというデータもあります。 その依存症のほとんどが「パチンコ」です。 寝間着にサンダルで行ける賭博場が、家のすぐそこにあるのです。 これもまた必然では無いでしょうか?
ギャンブル依存症者の多くは「日常」に「ギャンブル」があるからこそ「依存症」になっているのです。
考えてみて下さい。
例えばお台場に、日本で初めてのカジノが出来たとします。
そのカジノへいくには、まず交通費が必要です。
さらにカジノへ入場するには、結構高い「入場料」が必要です。
しかも着ていく洋服などの「ドレスコード」まで設定されて、現在街のパチンコ屋に溢れている「ギャンブル依存症者」達がこぞってカジノに出掛けるでしょうか?
パチンコ屋のお客とカジノのお客は、まったく別のパイだと言う事が「カジノ法案」反対派の人々には理解されていないのでしょうか?
なぜギャンブル依存症になるのか?
そもそも人は、なぜギャンブルをするのでしょうか?
答えは
「お金が欲しいから」
です。
街のパチンコ屋のお客の多くは「貧乏人」です。
「貧乏だからお金が欲しい」→「ギャンブルで一攫千金だ」
というロジックの人々が大半です。
では「貧乏人」はなぜ「貧乏人」なのでしょうか?
それは「金持ち」になる「努力」をしない人だからです。
口では色々言うけれど、具体的な「努力」をしない人がいつまでも「貧乏」なままなのです。
つまり「ギャンブル依存症」のほとんどの人が「努力」をしない質の人々です。
「努力」をしない人というのは、人生のすべての面において「努力」を怠りがちです。
なのでサンダル履きで、近所にある「一年中365日」自分の好きな時間に出来る「パチンコ」を選ぶのです。
そういった類いの人が、日本に出来るであろう「カジノ」に日々出掛けて行く事は考えれません。
基本的にカジノのお客と言うのは「観光客」もしくは、ギャンブルを遊びと考える「金持ち」がターゲットになります。
なので「日本にカジノを作る」為に、ギャンブル依存症者をなんとかするという発想自体、僕はナンセンスだと思うんですよね。
まとめ
以前のエントリーにも書きましたが、日本のカジノ建設に反対しているのは「警察系」の団体だけです。
なぜならカジノが出来て「パチンコ業界」が衰退すると、そこから利益を得ている「警察系」の団体がダメージを食らうからです。
日本は税制の為にも、治安の為にも一日でも早くカジノを建設するべきです。
排除するべきは「カジノ」ではなく「パチンコ」です。
戦後脈々と続いて来た「パチンコ業界」をつぶす最大のチャンスが「カジノ解禁法案」さらにはカジノの建設です。
なんとかカジノ推進派の人々には、頑張ってもらいたいものですね。
介護士ベイベー