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なぜback numberの歌詞に女子は泣くのか?男性が泣ける歌詞を書ける理由

こんにちは。無職から派遣看護助手に転職した、ままるです。

文章を書いていると、読者に強く共感してもらいたかったり、感動してもらいたかったりしたいという思いが強まってきます。

一言で「文章力」と言っても、何をどうすれば「文章力」が高まるのか分かりませんよね?

そんな時は賢者に習う事が一番の近道だと思います。

いま若い女性に大人気のロックバンド「back number」。

back numberの人気の秘密は、心地の良いメロディーラインももちろんですが、女子が共感出来るその「歌詞」にあると言います。

多くの女性が涙するback numberの歌詞を紐解くことで、文章力アップの秘訣を探ります。

今日はそんなお話です。

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http://natalie.mu/music/news/152452

back numberとは

back number(バックナンバー)とは2011年にメジャーデビューをした、3人組の日本のロックバンドです。

特筆すべきは、その楽曲の全ての作詞、作曲をVo.Gの清水依与吏(しみずいより)が行っているということ。

この清水依与吏が繰り出すリアリティー満載の「歌詞」がback numberの最大の魅力と言われています。

 

back numberというバンド名の由来は

付き合っていた女性をバンドマンにとられた。彼女にとって、振られた自分はback number(型遅れ)だから

back number – Wikipedia

と言う何とも素敵なネーミングです。

今となってはスーパースターの清水依与吏ですが、その音楽人生の原点は「彼女に振られたから」というなんとも男として共感出来るエピソードの持ち主です。

ちなみにメジャーデビュー前に初めて出したアルバムのタイトルは「逃した魚」。

 

(この商品はAmazonで1,423円で購入出来ます)

めっちゃ引きずってますねw

でも男としては非常に共感出来る部分です。

恋愛に破れたパワーって絶大だと思います。

彼女に振られて「いつか見返してやる」というモチベーション。

男なら誰しもそんな経験があるのではないでしょうか?

そんなプロらしからぬ素人っぽさ、身近な普通の男という清水依与吏のイメージが、back numberをここまで人気にした最大の理由であるような気がします。

back numberの歌詞の魅力

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誤解を恐れずに言えば、清水依与吏ってダメな男なんです。

初めてのアルバムの名前が物語っているように、女々しくて執念深いダメ男です。

でも純粋なんですよね。

弱くてナヨナヨしたダメな男が、純粋に愛を語る。

そのストレートな感情が、多くの女子の共感を得ているのだと僕は思います。

back numberの代表曲のひとつ「花束」の歌詞の一節。

僕は何回だって何十回だって

君と抱き合って手を繋いでキスをして

甘い甘いこの気持ちを二人が忘れなければ

何も問題じゃない

ケンカもするだろうけど

それなら何回だって何十回だって

謝るし感謝の言葉もきっと忘れないから

君とならどんな朝も夜も夕方だって

笑い合って生きていけるんじゃないかと

思うんだよ

http://www.uta-net.com/song/113824/

ストレートですよね。

キュンキュンするほど愛をストレートに自分の言葉で表現しています。

「クリスマスソング」の歌詞の一節。

できれば横にいて欲しくて

どこにも行って欲しくなくて

僕の事だけをずっと考えていて欲しい

でもこんな事を伝えたら格好悪いし

長くなるだけだからまとめるよ

君が好きだ

http://www.uta-net.com/song/195484/

「できれば」って言うフレーズが、男の自信の無さを表現しています。

虚勢を張って強気な発言をしている男の裏側には、いつも弱気な自分がいて。

そんな男心をリアルに描いている歌詞です。

「君が好きだ」のズバリな一言には、ぐらっと来る女子も多いのでは?

「ヒロイン」の歌詞の一節。

雪が綺麗と笑うのは君がいい

でも寒いねって嬉しそうなのも

転びそうになって掴んだ手のその先で

ありがとうって楽しそうなのも

全部君がいい

「ひとを愛すると言う事とは、他の誰も愛さない事だ」

と誰かが言いました。

遠い昔の恋愛を思い出すと「なぜあんなにあの娘の事が好きだったんだろう?」と自分で不思議になるくらい、唯一のものに感じられるのが「恋愛」なんですね。

そんな「唯一のもの」を表現した情景が「そうそうそんな感じ!」という共感を覚える素晴らしい歌詞です。

 

back numberの楽曲の中で、女子が一番泣ける曲に選ばれてもおかしく無いと思う

「幸せ」の歌詞の一節

あなたが今してるのは

私が一番聞きたくない話なのに

それでも聞き続けるのは

あなたに会えなくなるよりは

まだ少しだけましだから

 

私が聞きたかったのは

終電の時間でも好きな人の悪口でもなくて

せめて今日のために切った髪に気付いて

似合ってるよって言ってほしかった

http://www.uta-net.com/song/110793/

これぞ清水マジックですね。

清水依与吏が女性目線で書いた一曲です。

別れ話を聞きに行く日にさえ、髪型を準備して行く女心。

それに気がつかない男心。

切ない中に女子が強く共感できる名歌詞です。

女子がback numberの歌詞に泣く理由

多くの男性にとって、永遠のテーマである「女心」。

髪型のくだりは本当にあるあるで、男子は女子ほど「髪型」に固執してないんですよね。

それこそ男心と女心の具体的な差の一つだと思います。

女子の恋愛を描くアーティストの代表格と言えば「西野カナ」ですが、彼女は女性なので当然「女心」にリーチできる歌詞を量産出来るのは納得がいきます。

ではなぜ、back numberの清水依与吏が女子を泣かせる歌詞を書けるのでしょうか?

それは本人も認めているのですが、彼自身「モテない」というところに所以があるような気がします。

もちろん我々からすれば、彼の才能やルックスからは「モテない」はずは無いと思いますが、本人の恋愛体験として、何の労力もなく順風満帆に過ごせた恋愛は少ないんだと思います。

自分が思いをはせた女性と、思ったように恋愛が出来ない。

「なぜだろう?」という彼の思いが「女心ってなんだろう?」という探究心に向いたのが、彼の素晴らしい楽曲を生み出している原動力になっていると僕は思います。

女子に届く歌詞を生み出せる男性脳は「女性を理解したい」という強烈な欲求からしか生まれて来ないはず。

男には永遠に理解出来ない「女心」。

でもそこに寄り添う努力をすることが出来る男性は、女子の共感に少しだけ近づけるんですね。

まとめ

いかがだったでしょうか?

back numberがなぜ女子を泣かせる歌詞を書けるのか。

  • ダメダメな等身大の自分をありのままに、自分の言葉でストレートに表現している。
  • 「女心」を理解したいと思う探究心がある。

この二点に尽きるような気がします。

若い女子に大人気のback numberですが、おじさんの僕が聞いてもなんとも切なく、ほろ苦い情景が浮かぶ名曲ばかりです。

まだ聞いた事のない方がいたら、是非一度聞いてみてはいかがでしょうか?

遠き日の恋愛を思い出し、人を好きになる価値や意味を改めて思い出すかも知れません。

12月28日にはback number初のベストアルバム「アンコール」が発売されます。

back numberの魅力が余すところなく収録された一枚です。

ファンの方のみならず、プレゼントにもドライブデートのお供にも最適ですね。