こんにちは。無職から派遣看護助手に転職した、ままるです。
小池百合子都知事の給与を半減する条例案が可決されました。
小池都知事の給与半減 成立へ | 2016/10/11(火) 16:01 – Yahoo!ニュース
晴れて「身を切る」ことに成功した小池都知事。
豊洲の移転、盛り土問題、オリンピックの開催会場問題など連日メディアを賑わせていますが、小池知事の政治政策の方向は正しいのでしょうか?
今日はそんなお話です。
全国最小額になった都知事の給与
自らの給与を半額にした小池百合子都知事。
前都知事の舛添さんは、都の金を私的に流用したお祭り騒ぎで失脚したわけですから、そのイメージ払拭の為にも新都知事の小池さんには、必要なパフォーマンスだったでしょう。
しかし、この判断に肝を冷やしているのは、周りの都議会議員でしょうね。
本当に政治は金にまみれています。
「利権」の恐ろしさは古代から続く人間の本質です。
多くの政治家が、我々有権者の目の届かない所で不正を働いています。
時より露見される、政治家による不正のニュースは氷山の一角に過ぎません。
都知事である小池さんが、自身の給与をばっさり半減した。
これは「金に関して相当シビアにいきますよ」という旗を揚げたということです。
たまらないのは、今まで甘い汁を吸って来た都議会議員たちです。
小池都知事の給与半減の行動は、多くの腐った都議会議員達への牽制としては、充分すぎる効果を発揮するような気がします。
五輪会場見直し、豊洲移転盛り土問題
この問題の本質も、思いっきり「政治と金」の問題なわけです。
都政は「都知事」「都議会」「ゼネコン」の三位一体が牽引してきたと言っても過言ではありません。
都政どころか日本の政治そのものが、未だにこの構図なのは、みなさんもご存知の通りです。
さらにここに「電通」などの利権も絡んできて、一部の人間達に多額の金が流れる仕組みになっているのです。
(電通に関してはこちらの記事を参照ください)
www.goodnojob.comしかも「ゼネコン」には未だにしっかりと「反社会性力」が張り付いています。
暴対法成立以降、街ではすっかり見かけなくなった彼らですが、明確な国とのパイプを繋ぎ続けているのも自明の理です。
今から20年くらい前、僕は千葉県のとあるレストランで修行をしていました。
その店は、千葉では珍しい個室を備えた高級店で、顧客は政治家、医者、弁護士など高所得者ばかりでした。
政治家によるお忍びの会食にも多用されていて、当時の県議会議員が地元の「反社会性力のドン」と会食するシーンに何度も出くわしました。
その県議会議員は、今では現役の県知事です。
都政、県政、国政問わず、日本の政治とはそういうものなのです。
一都民として、一国民として思うこと
会社を経営していると、その税金の額に驚かされます。
消費税、法人税を真面目に払っていると、内部保留などほとんど出来ません。
さらに個人としての住民税、所得税、各種保険、まさにどんなに働いていても、税金のために働いているとしか思えなくなります。
それでもその税金が、都の為に国の為になっていると思えればいいのですが、一部の議員や利権者たちに吸い取られ、一向に社会が潤わないのであれば、ほんとうにバカバカしくなるのは当たり前です。
税務署は法人に対して、1円単位まで正確な情報開示をもとめます。
ほんとうに1円単位までです。
それをごまかすと、法外なペナルティーが課せられます。
でも、その集まった金を使う「国」はどうなのでしょう?
我々から吸い上げた金の使い道を、まったく開示することはありません。
白紙の領収書?
世の中とは矛盾すぎて、時に笑いすら起こってきます。
小池知事の今後
正直政治にはまったく期待していません。
しかし、小池知事の今後に関してはとても気になります。
ここまで「政治と金」に関してはっきりと切り込む都知事は、この先そう出て来ないと思います。
世の中の非難や、どす黒い国政も含めた政治の闇に、どれだけ通用するのか見物です。
今の小池知事の方向性で、五輪会場が見直されたとしたら、五輪終了後のランニングコストがどれだけ圧縮できるのでしょう。
一都民としては、歴代最小の予算で、歴代最高のオリンピックを開催できる国「日本」を是非見たいと思います。
いま送りたいエールは
がんばれニッポン!
ではなく
がんばれ小池!
ですね。