こんにちは。無職から派遣看護助手に転職した、ままるです。
任天堂が、iPhoneアプリとして「SUPER MARIO RUN」を12月にリリースすると発表しました。
「スーパーマリオラン」は「ポケモンGO」を超えられるのでしょうか!?
「スマホ元年」からわずか8年
スーパーマリオランはすでにApp Storeに上がっており、今年12月の解禁を待つばかりのようです。
2016年は、史上最高DL数を獲得した「ポケモンGO」に続き、世界的人気を誇る任天堂のマリオさえも、スマホのプラットフォームの上に登場することになります。
2008年、iPhone3Gが発売されてからわずか8年の間に、世の中はスマホを中心に激変しました。
「ファミコン」「プレステ」のようなハードありきだったゲーム業界も、いよいよスマホがその舞台の中心になったのです。
世界のゲーム市場が激変した
ここ数年、ゲームの業界はほんとうに激変の連続だったように思います。
「プレステ」や「Xbox」など高性能ハードが続々と市場に出始め、ゲームにおける高度なグラフィックや映画さえも凌駕するストーリー性がもてはやされる一方で、ソフト1本あたりのコストが急上昇、各ゲーム会社は莫大な制作費を掛けてタイトルをリリースするも、改修困難で資金難に陥る会社が続出しました。
そして台頭して来たのが「スマホ」のゲーム市場。スマホ用のソーシャルゲームが一斉を風靡します。
このからくりは、一度ソーシャルゲームの枠組みを作ってしまえば、後は中身のコンテンツを入れ替えるだけで、タイトルが量産出来たということです。
例えばアイドル育成ゲームを作ったメーカーは、その内部コンテンツを「イケメン」に変えるだけで、女性ユーザーを囲い込む新たなゲームをリリース出来た訳です。
しかし、供給側に有利だったソーシャルゲームの流行も長くは続きませんでした。ソーシャルゲームのポイントは、無料による膨大なDL数でわずかな課金率でも大きなお金を回収出来るビジネスモデルにありました。
しかし市場が「ソシャゲは作れば儲かる」と猫も杓子もソーシャルゲームのリリースを乱発しました。
もともとゲーム市場(ゲームをするひと)は有限です。有限なパイに無限とも言える数のタイトルリリースを行えば、ひとつあたりのゲームの DL数は少なくなって当たり前です。
膨大な分母を確保出来なくなっては、ソーシャルゲームそのもののビジネスモデルは成り立たなくなってしまったのです。
ポケモンGOは新しいビジネスモデル
わずか数ヶ月で、世界中で1億以上もDLされた「ポケモンGO」。このビジネスモデルは「ビッグタイトル」にあります。世界中での知名度をほこる「ポケモン」を利用し、ARと「実際に歩く」というリアル型ゲームにパッケージされた新しいビジネスモデルが、大ヒットの要因です。
ポケモンGOの熱が覚めやらぬ間に、「ビッグタイトル」である「スーパーマリオ」がスマホアプリに登場すると言う訳です。
「SUPER MARIO RUN」には多くの新しい仕掛けとビジネスモデルが描かれているでしょうが、想像するだけでまたひとつのムーブメントが起こる予感満載です。
「スーパーマリオラン」は「ポケモンGO」を超えるか
ちまたでは「すでにポケモンGOに飽きた」という声が聞かれます。
その要因は、
- 歩き回るのに飽きた
- レアキャラを集め切る難易度が高い
- 最終的なゴールが見えない
そんなところでしょうか。
「外を出歩くゲーム」という新しいジャンルを切り開いたポケモンGOでしたが、やはりゲームは雨の日や夜中に家でゴロゴロしながらやったり、通勤途中に電車で楽しんだりが一般的です。
「集める」という行為の難易度の高さもさじ加減が非常に重要で、簡単すぎてもつまらないし難しすぎても飽きてしまう。
さらに現状ではポケモンGOには現状存在するキャラを集め切る、というゴールしか設定されていません。
それに引き換え、誰もが知る「スーパーマリオ」のゲーム性に上記のデメリットは一切ありません。さらにアップデートにより、ミッションはクリアしたあとでも無限に追加することは可能です。
「スーパーマリオラン」の中にリアルと連動した「何か」が搭載されて来るのも予測出来なくはありません。
しかも片手で操作出来る。
無限な想像力をかき立てる「SUPER MARIO RUN」に要注目ですね。