仕事論

【仕事】転職するまえに「割の良い仕事」を考えよう

こんにちは。絶賛無職中のままるです。

教師のひとたちが仕事の不満をぶっちゃける、みたいなバラエティー再放送を見ていたら、みんな口々に「割に合わない」っとぼやいてました。

部活の顧問や生徒と一緒にボランティアをやったりすると自分の時間がほとんど持てないそうです。

また「モンスターペアレント」の相手にも疲弊しているんだとか。

では実際、

「割の良い仕事」

って実際存在するんですかね。

今日はそんな仕事論です。

Worker

 そもそも仕事ってさ

世の中のほとんどのひとが、

「自分の仕事は割に合わない」

と思ってるのではないでしょうか?

そもそもままるは

「俺の仕事って割がいいぜ!」

と言っているひとに会った事がありません。

 

いったい皆が思う「割のいい仕事」の本質的意味はどこにあるんでしょう。

それを紐解くにはまず「仕事」の定義をしっかり考えなくちゃいけません。

大前提として、

 

あなたは何の為に仕事をしていますか?

 

「割の良い仕事」の答えは、この質問の中にあるんです。

時給が高い方が割が良いのは間違いだよ

仕事をする理由?

「お金の為に決まってんじゃん」

確かにその通りです。

ですが、本当にそれだけなのかもう一度考えて下さい。

 

A「急募!経験、年齢、性別、学歴不問!日払い可。時給1000円」

B「急募!経験、年齢、性別、学歴不問!日払い可。時給2500円」

 

AとB、2つの求人があったとします。

どうみてもBの求人の方が「割が良さそう」ですね。

質問です。あなたなら A,Bどちらの求人を選びますか?

 

正解は、「この情報だけで仕事を選んではいけない」でした。

 

仮にAとBの仕事内容が以下のようだったらどうでしょうか?

 

A「ずっと座って交通量調査」

B「原発作業員」

 

普通の感覚であれば、手放しでBの求人が「割が良さそう」とは言えなくなります。

仕事をする理由に

「お金の為に決まってんじゃん」

と答えた人はここが矛盾なのです。

「お金の事」だけを考えれば、圧倒的にBのほうが割がいい。

でも仕事内容を天秤にかけると悩む。

「お金の事」だけを考えるんであれば、仕事内容は考えなくて良いはずなんです。

この「矛盾」がある限り、その人に「割の良い仕事」は一生見つからないんだとままるは思います。

 

人が仕事をする2つの理由

僕らが仕事をする理由には、大きく2つの理由があります。

理由① 生活していくお金の為

理由② 自己実現の為

仕事にはこの2つの理由のバランスがとても大切です。

理由①に関しては、説明する必要なないでしょう。

大切なのは理由②です。

人は自分の存在理由を無意識化で探している物です。

「社会人」になれば「社会の中で」自分がどんな役目を担っているのか、自分の居場所がどこなのか、それを実感すると安心するものなのです。

いわゆる「やりがい」というものですね。

自分の仕事に不満を言っている人は、ここも矛盾している人が多いんです。

「給料が安い」

「休みが無い」

「人間関係が辛い」

以上が不満ベスト3でしょうが。このベスト3がクリアされると今度は

「やりがいが無い」

という新たな不満を口にし始めます。

ほんと人間ってやっかいですよね。

割の良い仕事はここにある

人間が一生で働ける時間は限られています。

そう考えると、時間あたりの収入が多ければ多いほど、「割が良い」訳です。

ほとんどの人が、会社や組織などに自分の人生の時間を「売って」生計を立てています。

自分の給料を時給換算して唖然とした経験を持っているひとも多いでしょう。

この「時間給」は社会への貢献度に比例しています。

社会から必要とされるニーズが高ければ高いほど、この時間給は当然高騰します。

そしてそのニーズをかなえる事ができる人が少なければ少ないほど、この時間給は高騰します。

つまり、「その人でしかできない」という仕事に近づけば近づくほど、その時間給は増大するのです。

それが資格なのか経験なのか実績なのかはまちまちですが、冷静に考えると当たり前のことです。

「特別なスペシャリスト」になれば、自ずと時間給はあがります。

しかし「特別なスペシャリスト」には、それ相応の努力をした人でしかなれませんよね。

「割の良い仕事」とは「努力と苦労」したひとにのみ与えられるものです。

「なんか割の良い仕事ねーかなー」

とぼやいているひとには、一生まわってはきませんよね。

 

ご清聴ありがとうございました。