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43歳無職から介護士へ。起業、転職、失業、全てを経験した「ままる」が語る「幸せな生き方」とは?

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佐川配達員が荷物叩き付け動画|Amazonがさらに拡大する配送業界に未来はあるのか

こんにちは。無職から派遣看護助手に転職した、ままるです。

宅配業者の配達員が、荷物を投げたり台車を叩き付けたりする動画が、ネット上に投稿され、これを佐川急便側が「弊社の従業員」と認めたニュースに注目が集まっています。

佐川急便が配達員の荷物叩きつけ認める 「弊社の従業員で間違いありません」 (BuzzFeed Japan) - Yahoo!ニュース

配達員の男性は「いろいろなイライラが溜まってやってしまった」という内容のコメントをしているようです。

度々報道される、近年の宅配業者の作業負担。

今後どのようになっていくのでしょうか?

今日はそんなお話です。

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http://www2.sagawa-exp.co.jp/newsrelease/detail/2015/0928_1032.html

宅配業者の現状

ネットショッピングの増加に伴い、宅配業者の仕事量は年々増加の一途を辿ります。

ネットショッピングの拡大で、宅配便の利用が増えている。国土交通省によると、2015年度の宅配便は37億4493万個。この10年間で約8億個(約27.3%)も増加した。

「アマゾン多過ぎ」ヤマトドライバーから悲鳴続出、「利便性」が生んだ過酷な実態 (弁護士ドットコム) - Yahoo!ニュース

この配達個数の急増の大元となっているのは、いわずもがな天下のAmazonです。

「送料無料」「当日便」「ダッシュボタン」

ユーザーには利便性の高いシステムばかりですが、それをこなす宅配業者はキリキリ舞の様子です。

 

2015年からは、佐川急便に変わりヤマト運輸がその配送を請け負っています。

佐川が下請け業者を使うビジネスモデルに対し、自社トラックを使うヤマト運輸では、Amazonの指定する薄利でも、なんとかビジネスを回して行けるという目論見でした。

ところが、Amazonの予想以上の成長により現在ではヤマト運輸でさえ疲弊している様子です。

この先、さらに増え続けるであろうネット通販。

日々膨大な荷物が日本中の家庭に配られているわけですが、今後はいったいどうなるのでしょうか?

20年前の配送業界

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20年ほど前、僕はとあるメーカーに就職しました。

【転職】僕が新卒で入った会社を8ヶ月で辞めた理由 - グッドノージョブ

メーカーですから、物を作り、その物を小売店や問屋に納品するのが仕事です。

その会社は、倉庫を埼玉県に持ち、全国に発送していました。

僕はその会社で「北海道営業所」勤務になりましたので、埼玉から北海道まで荷物を運んでもらう訳ですね。

その宅配業者は「佐川急便」。

なぜ佐川急便なのかというと、ヤマト運輸よりはるかに配送料が安い、という理由だったようです。

しかし20年前のその当時、一日数百個の商品をやりとりする訳ですが、今では信じられないくらい物が「無くなった」のです。

配送先の問屋から「まだ物が届かない」と問い合わせがあります。

送り状番号は分かりますので、佐川に追跡を頼みます。

埼玉県から第一トラックが発車。

仙台で第二トラックへトランス。

青森で第三トラックにトランスの予定。→ここで荷物の足取りが消えます。

※佐川急便では、1台のトラックで埼玉から北海道まで運ぶのではなく、中継地点ごとに別の下請け業者に乗せ変えて運ぶ方式を使っています。

 

佐川「すいません。荷物無くしました。」

ままる「はぁ??」

ままる「無くしたってどういうことですか?」

佐川「いや、だから、荷物が無くなったんですよ。」

 

電話でこんな会話をしょっちゅうしていた記憶があります。

問屋はガチ切れです。

問屋の先にはお客さんがいて、今か今かと煽られている。

それを今度は僕のせいにされる訳です。

佐川が無くしたんですが、問屋にはそんなこと関係ありません。

いよいよキレた問屋は、新人の僕にこう言い放ちます。

 

問屋「今からお前が探しに行ってこい」

 

いやぁ、メンタルをざっくりえぐられる毎日でしたね笑

 

いまでこそ笑い話ですが、当時はそのくらいシステムが未成熟で、トラブルはしょっちゅうでした。

それが最近はどうでしょう。

7、8年前にヤフオクで生計を立てていたころ、月に数百の商品を扱いましたが、幸いにもひとつも荷物が無くなる事はありませんでした。

それだけシステムが向上し、現場の配達員たちも激務をこなしているという証拠でしょう。

ニュースになった、荷物を投げつけてしまったような人もいるようですが、ほとんどの配達員たちはせっせと毎日荷物を届けていてくれるんですね。

どうなる?これからの配送業界の未来

Amazonの売上は今後も増加の一途をたどるでしょう。

2015年のAmazonの売上は9300億円。

僕のこのマイナーブログでさえ、12月だけで100万円以上のAmazonの売上があります。

このビジネスモデルは本当に恐ろしい。

もちろん僕自身もAmazonの利用者ですが、そのサービスにほとんど非の打ち所がありません。

「カスタマーサティスファクション」

顧客満足度」

「カスタマーファースト」

お客さんを満足させるところに、売上は付く。

ビジネスの鉄則をそのまま形にしたようなAmazon

でもその顧客満足度の裏には、膨大な歪みが出ています。

佐川が撤退し、ヤマト運輸がこのまま疲弊を続ければ、その先いったい誰がこの膨大な荷物を運ぶのでしょうか?

一部ではAmazon独自の配送システムを構築するだとか、海外から配送システムごと輸入するだとか言われています。

アメリカのAmazonやドミノピザは、ドローンや自動運転車による配送実験も繰り返されています。

しかし、どれもそれほど現実的ではありません。

狭い日本、今後しばらくは今のままの仕組みで配送が続けられるはずです。

その負担は、すべて配達員たちにのしかかり続けたまま。

運送配達員と介護職員の共通点

この記事でも書きましたが

無職の40代が介護士になるべき3つの理由 - グッドノージョブ

2025年には介護士が38万人不足する、と言われています。

どこの介護施設でも、人手不足は深刻です。

人手が足りない現場に、新人が入っても、その作業量の多さからすぐに離職してしまうという悪循環が起こっているのが現状です。

配送業界もそれと全く同じことが起きています。

配送業界を離職する人の多くは「腰痛」の悪化によるものです。

これもまた介護職と共通しています。

かたや「時代の多様化」

かたや「高齢化社会

必要とされる原因は違えど、業界の悪循環という意味ではとても似ていると思います。

まとめ

様々な現状の中で、僕らが出来ることと言えば

「時間指定した時間に確実に荷物を受け取る」

という事くらいしかありません。

2014年度の再配達率は20%近いと言います。

なので僕は、配達員が2度手間にならないように、時間指定の間は確実に家にいるようにしています。

汗を拭きながら爽やかに運んで来てくれる配達員の方には

「ありがとう」

の言葉をかけます。

サービス業に従事している方なら分かると思いますが、たったこれだけの事で力になるのがサービス業です。

もちろん荷物に関するトラブルもあるとは思います。

しかし、今の配送業界の現状を頭の片隅に入れて置くのは、一人の大人として大切な事ではないかと思います。

どんなニュースも「悪」の部分だけ切り取られますが、僕はAmazonを便利に利用させてもらっているし、アフェリエイトとしてお金も稼がせてもらっています。

その仕組みを継続させる為にも、自分で出来る小さな事をしていくつもりです。