グッドノージョブ

43歳無職から介護士へ。起業、転職、失業、全てを経験した「ままる」が語る「幸せな生き方」とは?

スポンサーリンク

すかいらーく24時間営業7割削減、クリスピークリーム新宿1号店閉店|日本の外食産業の苦悩

こんにちは。無職から派遣看護助手に転職した、ままるです。

すかいらーくの全店舗の内、7割に相当する310店舗を従来の24時間営業から、午前2時閉店の営業時間に変更するということです。

すかいらーく 約310店舗で24時間営業取りやめへ | NHKニュース

また、クリスピークリームドーナツは凱旋店である新宿1号店を2017年1月で閉店するという旨を発表しました。

クリスピードーナツ、あの新宿1号店も閉店へ | 外食 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

大手飲食チェーンの相次ぐ縮小戦略は、とどまることを知りません。

若い頃に僕が夢見た飲食業界が、ついに崩壊に向かっています。

今日はそんなお話です。

f:id:nojobmamaru:20161217112345j:plain

http://ponpare.jp/gourmet/hokkaido/sapporo/0117907/

すかいらーく24時間営業店7割削減の実情

僕は以前、2年間ほど株式会社すかいらーくの営業部に在席していたことがあります。

株式会社すかいらーくは「ガスト」「バーミヤン」「夢庵」を主に運営し、ジョナサンは別会社として「ジョナサン」のみを運営しています。

両社の店舗の合計は3000店舗以上。

 

そのうち24時間営業をしている店舗の7割を、午前2時閉店に切り替えるということです。

クリスピークリーム・ドーナツ新宿1号店閉店へ

スポンサーリンク
 

クリスピークリーム・ドーナツと言えば、ちょうど10年前の2006年、新宿サザンテラス店が華々しくオープン。

大型店でありながら、連日大行列が出来て多くの注目を集めました。

その後チェーン展開を全国に拡大。

64店舗まで店舗数を増やした所で、業績が悪化します。

現在では46店舗まで縮小されているそうです。

大手飲食チェーン成長の軌跡

すかいらーくやクリスピークリームに限らず、マクドナルドやロイヤルホスト、その他の飲食チェーンでも店舗閉店や営業時間の短縮などが進んでいます。

その最大の理由は

時代が変わった

の一言に尽きます。

1970年代、マクドナルドを筆頭にデニーズ、すかいらーくが次々とチェーン展開を全国で展開しました。

団塊の世代が家族を作り、消費人口が最大化されていく時代です。

マイカー、マイホームなど多くの庶民が夢を叶えて行った輝かしい時代です。

その消費に追いつこうと、現在の大手外食チェーンは次々と出店していきます。

そして時代はバブルに突入。

あまり知られていませんが、バブル期はあのすかいらーくでさえ、ホテルと提携するようなゴージャスなレストランを展開し、ウェディング事業にもその触手を伸ばしました。

バブル崩壊後、マクドナルドを筆頭にデフレの波が押し寄せます。

マクドナルドのハンバーガー、最安値は59円だったのを皆様覚えていますか?

すかいらーくは低価格店舗「ガスト」をオープン。

その後中華の「バーミヤン」和食の「夢庵」と低価格路線にシフトして成功を納めます。

時代とともにその姿を変え、成長してきた外食産業。

しかし、いよいよその成長は維持することが不可能になり、衰退のベクトルを向いています。

飲食チェーン崩壊時代の理由

1980年代、外食産業の利益率は20%〜25%と言われていました。

つまり200席のファミレスの場合、客単価2000円で一日の来客数が500人だと日商100万円。

×30日で月商は3000万円です。

その20%が利益だとすると、毎月600万円ほどは一店舗で稼ぎ出せてたわけです。

それが僕がすかいらーくに在席していた2002年ころ、利益率は10%を切っていました。

売値を安くし、原材料を贅沢に使わなければ、お客さんは来ない時代になっていたんですね。

しかし企業全体としては、売上高と利益を捻出する必要があったので、薄利でも店舗を拡大する戦略を続行していました。

しかし現在ではその戦略も頭打ちになりました。

外食チェーンの縮小戦略の一番の理由、それは

お客さんが来ない

ということです。

外食チェーン客数減少の最大の理由

  • 若者の車離れ

2000年以前、多くの20代の若者は車を所有することに憧れました。

車があると、必然的にドライブに出掛けてその先々でロードサイドのファミレスを利用すると言う流れが出来ていたと思います。

しかし現在の若者は車を欲しがりません。

当然、以前からあるロードサイドのファミレスは、特に深夜帯の顧客獲得は難しくなります。

  • 時代の多様化

外食チェーンが軒並みその売上を落とす中、成長しているのが個人店やローカルチェーン店です。

大手外食チェーンのスケールメリットを生かした安い仕入れの商品に対抗するべく、独自のルートで仕入れた食材で、特徴あるお店を展開している個人店は、今でも成長を続けています。

魅力的でリーズナブルがお店が増える一方、画一的なファミレスという商品自体が飽きられているという側面があります。

  • そもそも消費人口が減少

ファミリーレストラン

というだけあって、ファミレスのメインのターゲットは「ファミリー」です。

僕ら「第二次ベビーブーム」世代ですら独身者が目立ち、子供を持ってもせいぜい2人。

現在の20代30代の結婚率は年々減少していて、そもそも「ファミリー」自体が減っています。

日本全体の人口が減って行く中、人口ピークである団塊の世代や第二次ベビーブーム世代に合わせた店舗数は、ムリがあるのが当然です。

まとめ

70年代に産声をあげた日本の外食チェーン。

時代の流れとともにその姿を変えて生き残ってきましたが、もうそれも限界のようです。

「客数減少」は最大の理由ですが、その要因のひとつでもある「人口減少」。

すき家の「ワンオペ」問題でも話題になりましたが、飲食業界ではその働き手も少なくなっています。

それらは全て、日本全体の人口減少が引き起こして行く問題です。

日本の人口はピークを過ぎ、ついに減少のベクトルに向かいました。

2050年には8000万人程度しか、日本の人口は残らないのです。

外食産業に関わらず、もはやこれから成長して行く産業はものすごく少ないでしょう。

なぜなら日本の産業の多くは、その成長の原資を「人口増大」というテコに頼ってきたからです。

非常に夢の無い話になってしまいましたが、これが現実です。

若かりし頃、飲食業に大きな夢をもって挑戦した僕にはとても悲しい現実です。

この現実を踏まえて、これからの人生を構築していく必要があります。

マーケットは減少する一方です。

その中で成功するためには、己のアイディアと行動力が今まで以上に試されて行くのではないでしょうか?