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43歳無職から介護士へ。起業、転職、失業、全てを経験した「ままる」が語る「幸せな生き方」とは?

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無資格中絶手術で女性死亡|現役看護助手が語る医療の闇

こんにちは。無職から派遣看護助手に転職した、ままるです。

中絶手術の資格を持たない医師が、人工中絶手術を行い、手術を受けた女性(当時23)が手術から6日後に死亡したとのことです。

妊娠中絶手術受けた女性死亡 遺族が医師を告発 | NHKニュース

我々の生活に様々な形で関わって来る医療。

医療を受ける側は、その担当医師や処置の詳細を知ること無く、治療や処置は進んでいきます。

自分や家族に万が一のことがあったとき、医療に関して無知な我々が出来ることとは何なのでしょうか?

今日はそんなお話です。

Doctor T.

 東京・武蔵野市水口病院での無資格中絶手術死亡事故とは

東京、武蔵野市にある水口病院。

産科中心のいわゆる産婦人科病院です。

この病院で今年7月、人工中絶手術を受けた23歳の女性が、その術後6日で死亡するという事故が起きました。

 

その手術を執刀した医師は、人工中絶手術を行う際に必要な東京都医師会からの指定を受けていないいわゆる「無免許」状態だったことが分かっています。

その医師は10月末で退職するまでに、同病院で12件の人工中絶手術を行ったということです。

医者不足と病院経営の現状

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一般的な解釈からすると

医者=高給取り

病院=儲かっている

と思われがちですが、実は現在では一概にそうは言えません。

国単位での医療費は年々増加していて、それを賄う保険料は常にカツカツです。

その結果病院に残るお金は少なくなり、人件費や維持費でいっぱいいっぱいです。

さらに現代の医療には最新技術が常に求められ、その機器や設備にも毎年膨大なお金が掛かります。

この設備投資には当然「消費税」が掛かりますが、患者からの医療費に「消費税」を上乗せすることは出来ません。

信じられないかも知れませんが、消費税を払えずに廃業に追い込まれる病院もあるくらいです。

大学病院や一部の病院を除けば、病院だって、一般の会社と同じ経営が求められます。

医師全員に高額な報酬を払えるほど、潤っている病院は実は一握りなのです。

現場で見る医者の過酷環境

ただでさえ頭数が少ない医者は、その勤務体系も激務です。

僕は現在総合病院で働いていますが、特に当直医師の勤務体系は驚ろくものがあります。

夜間帯の「当直医」は必ず存在しますが、医者にはそれぞれ専門があります。

例えば自分が呼吸器系の疾患で、夜中に緊急入院したとします。

でもその病院に、そのタイミングで呼吸器内科の医師が勤務しているとは限りません。

その患者の状態にもよりますが、専門の当直医がいない場合、専門外の医師がとりあえず担当するということになります。

その際

「これはちょっと分からないよねー。俺専門じゃないから。」

のような言葉を医者達は結構口にします。

めちゃめちゃ怖いです。

しかし同じ医者ですから、本当に深刻だと判断した場合、休日で家で寝ている専門医を電話で起こして病院に来させます。

医者も人間ですから、休みの日の夜中の三時に叩き起こされたくは無いですよね?

迷惑なのは重々承知なので、限りなく限界まで当直医が処置を行うんです。

これが病院の現状です。

水口病院の場合

水口病院の場合、中絶に関する指定を受けていなかった医師がわずかな期間に12人も手術を行っていたという報道です。

死亡事故があった女性に関しては

「有資格の医師の体調不良」

「のためやむなく代打行為をした」

という病院側の説明はウソですね。

すると毎回担当するべき医者が体調不良だったのか?ということになります。

恐らくですが、この無免許医師は常勤医師ではなく、非常勤だったのではないでしょうか?

現在の病院はどこも医者不足です。

かなりの数の非常勤医師が勤務しているのも現状です。

非常勤医師のすべてが悪いとは言いませんが、設備や処置方法などは病院によって様々です。

常勤医師と非常勤医師では、その医療精度に差があるのは事実でしょう。

医療に関わる注意点

患者側からすると医療はブラックボックスです。

検査結果を元に、病院側が指定する処置を受けます。

もちろん処置に関しては様々な説明がされますが、医療の知識が無い素人にとって、その判断材料は皆無に等しいわけです。

しかもそれら全ては、医師の処置や検査結果が「正しい」という前提です。

医者や病院の判断が「誤っている」のにも関わらず、どんどん処置が進んで行くことほど怖いことはありません。

我々素人が出来ることはたったひとつ。

医療を疑うこと

これに尽きます。

医者や病院は、当たり前ですが「絶対」ではありません。

むしろ日々様々な過ちを犯しています。

もし自分や自分の家族が医療に関わることになったら、必ず2つ以上の病院を訪れることをおすすめします。

セカンドオピニオンというやつです。

ある病院で「盲腸」と言われて緊急手術。

「開けたら何にもなかった」

なんてことさえ起こりえます。

身体の不調が起こったら

「病院に行けば安心」

ではありません。

悲しいことですがこれが現実なのです。

まとめ

いかがだったでしょうか?

僕のように医療現場で一度でも働けば、その中身を見ることが出来ます。

医者=先生

「医者のいうことは絶対だ」

というのは神話です。

とくに昨今の医療現場は、どこも過酷な状況です。

当直医に患者のクスリを出してもらおうとしても

「夜勤続きで今は自分がもうろうとしているからムリ」

と断られたこともありました。

今考えるとその医師は、自分の今の状態では医療事故を起こしかねない、だから翌朝別の担当医に出してもらいなさい、という英断だったと思います。

医者自身がそんな状態で働いています。

医者の言葉を鵜呑みにするのではなく、セカンドオピニオンを上手く使って適切な処置をしてもらう。

僕らが出来るのは、もうこれしかありません。