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43歳無職から介護士へ。起業、転職、失業、全てを経験した「ままる」が語る「幸せな生き方」とは?

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なぜ地下アイドルは地下アイドルのまま終わるのか

こんにちは。無職から派遣看護助手に転職した、ままるです。

僕は以前、秋葉原メイドカフェを経営していました。

【実話】アキバの中心でオタクを語る - グッドノージョブ

お客さんをはじめ、当時は秋葉原で数多くの出会いがありました。

その中でも

「地下アイドル」

というカテゴリーで活動を続ける多くのアイドル達に、イベントや仕事で関わってきました。

メジャーを夢見た「地下アイドル」たち。

今日はそんなお話です。

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http://idol-rapper.com/2016/01/to/

地下アイドルとは

地上波に露出し、知名度の高い女性タレントを「アイドル」と呼ぶなら、そうではなく現場のライブや撮影会などでのみ集客出来る程度の知名度のカテゴリー層です。

事務所に所属している人がほとんど、でもフリーで活動する地下アイドルも最近は多いです。

 

歌を歌う「歌手路線」と、水着を着て被写体になる「グラビア路線」に分かれますが、その両方をこなす娘も少数派ですが存在します。

ここが彼女達「地下アイドル」を支えるオタクの不思議なんですが、「歌手路線」のファンと「グラビア路線」のファンはまったく別物だったりします。

中にはどちらにも推しの娘がいるオタクもいますが、大抵はどちらかのカテゴリーにはまっている人が多いのです。

むしろ「歌手路線」のファンは「グラビア路線」のファンを、「グラビア路線」のファンは「歌手路線」のファンを嫌う傾向さえあります。

なので「歌手路線」のアイドルが水着になることは、僕ら一般男性からしたら歓迎すべきことのように思えますが、「歌手路線」のファンからすると「邪道」とみなされ人気が下降する恐れさえあるのです。

地下アイドルの生態系は、それを知らない「一般人」からすると非常に難しく、理解しがたい構造になっているのです。

地下アイドルの活動

地下アイドル達は、基本的にライブや撮影会などの「リアルな集客」を伴う現場で活躍します。

逆に言い換えるとテレビや雑誌の出演で、かつギャラの出る仕事など皆無なので、ライブチケットや撮影会の売上がマネタイズのほとんどだということです。

事務所に所属している地下アイドルでも、ギャラや給料が事務所から出ている娘はほとんどいません。

交通費も衣装代も実費。

ライブでの物販(ポスターやチェキなど)による売上の数パーセントが唯一の手取りになるケースがほとんどです。

ちなみに「グラビア路線」の場合は、水着になってファンに写真を撮らせる「撮影会」という現場で、ファンが払う金額(人気によって変動。1時間3000円〜20000円以上と幅がある)の1/4が手取りというケースが多いです。

「お金」という面だけで見れば「グラビア路線」の方が比較的近道なのは明白です。

地下アイドル達の夢

一部には「部活動の一環」「思い出作り」という娘もいますが、厳しい「地下アイドル」の活動を続けるほとんどの娘が「メジャーになりたい」という思いで頑張っています。

彼女達を取り巻くファン達も、彼女達をメジャーにすべく日々応援しているわけです。

「地下アイドル」と言っても、その知名度はさらに階層をなしています。

あまたひしめく地下アイドルは、そのグループ単体では集客しきれないので複数のグループが合同で開催する「対バン」形式でライブ活動を行います。

そこで人気が出てくると「ワンマンライブ」に移行します。

ワンマンライブでの集客が100人程度なのか、300人程度なのか、500人程度なのかによって、その地下アイドルの知名度の指標とされます。

ちなみに当時は、ワンマンで300人集客出来たらたいしたもんだ、みたいな感じでした。

この集客が1000人、10000人と順調に増えてくれば、それこそ「メジャー」への道が開かれるのでしょうが、そう簡単ではありません。

勢いのあるグループでも、集客300人で頭打ちとなり、その後良くて現状維持のグループが多いです。

その理由はどこにあるのでしょうか?

リピーターの限界が人気の限界

地上波のようなマスメディアに露出されない地下アイドルの場合、その集客はネットによる口コミがほぼ全てです。

しかもその口コミが広がるのは「歌手路線」のファンである、一部のオタクの間だけなわけです。

いかに「新人アイドルグループ」が出てきたとしても、そこに興味を持ち、実際にライブ会場まで足を運ぶ層は限られています。

つまり「地下アイドル」は、かなり限られたマーケットの中で、パイを競い合っていくしか無いのです。

そう考えると、明日から急に「地下アイドル好き」の人口が爆発的に増えることは無いわけですから、次々出現する「新人地下アイドル」によって、いちグループのとり得る人気は薄まっていくのも当然と言えるでしょう。

地下アイドルがCDを1000枚売ったとします。

その1000枚は1000人が買っている訳では無く、100人のコアファンが10枚づつ買っている訳です。

この構造から考えると、新規のファンの獲得は難しく、コアファンであるリピーターの体力が無くなった段階で、人気の限界が訪れるのは当たり前なような気がします。

なぜ地下アイドルは地下アイドルのまま終わるのか

とは言え、地下アイドルからメジャーになったグループも皆無ではありません。

では、彼女達がなぜメジャーになれて、その後の地下アイドル達がなぜ地下アイドルのまま終わるのでしょうか?

一つは先行優位性です。

現在のようにパイに対してのコンテンツ量(地下アイドル数)が飽和でなかった時代、つまりパイが充分にあった時代に発信出来たグループは、多くの支持を集めやすく、結果メジャーに行き着くことが出来ました。

その成功をモデルケースにした後発組が、あまりにもパイを上回った供給量だった為、現在の需要と供給のバランスが厳しいものになってしまったんですね。

もうひとつの理由は圧倒的な優良コンテンツの確立です。

メジャーに行き着くコンテンツは、とにかく他と何かが違う「圧倒的な」「優良」コンテンツでなければいけません。

その確立も、競争が少ない時期では可能でしたが、現在のような供給過多の時代では、絶対に無理ではありませんが、かなり難しいと思ってよいでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

なんだかこの話、自分で書いていて自分にも当てはまるような気がしてきました。

現在のブロガーの世界によく似ていると思いませんか?

月に100万PV以上をたたき出す人気ブロガーがいる一方、新しくブログを始める人は毎日凄い数増えています。

冷静に考えると、ブログだって限られたパイなわけです。

ブログを日々読んでるひとには「一日24時間」という限られた時間があるわけで、その限られた時間の中で読むべき文章は、当然「優良」なものに限られてくるはずです。

 

「アイドル戦国時代」と言われていた時代は過ぎ去り、多くの地下アイドルが地下アイドルのまま終わりました。

「ブログ戦国時代」と誰も呼んでいない今ですが、間違いなく淘汰は行われます。

誰にも負けない「優良」コンテンツを作らなければ「弱小ブロガー」のまま終わってしまいます。

僕はそんなことを考えつつ、今日もひたすら文章を書き続けます。

多くの地下アイドル達が「いつかはメジャーに」と歌い、踊り続けたように。