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【最新詐欺手口】本当にあった驚愕な詐欺手口とは

こんにちは。無職から派遣看護助手に転職した、ままるです。

振り込め詐欺やオレオレ詐欺、以前詐欺は横行しているようです。

しかしまあ色々と考えますね。

詐欺師というのは、ほんとうに頭がいいと言うかなんというか。その発想にはいつも驚かされます。

今日はそんなお話です。

The evil "I"

 最新の詐欺手口

headlines.yahoo.co.jp

なんと今の時代にFAXとは…

会社を登記するとその登記内容(事業者の住所や電話番号など)は第三者でも簡単に手に入れることが出来るわけです。

 

一般家庭では少ないかも知れませんが、事業をしているとこの「迷惑FAX」はバンバン送られてくるんですね。

多いときは一日で10通は超えます。

迷惑FAXの内容は実に様々で、コピー用紙などの備品を格安で販売してますよ、とか無料であなたの会社をコンサルティングしますよ、とかが多いですね。

中には上のニュースにあるような、金融業者もいました。

実際に僕も会社経営していた時に、膨大な迷惑FAXの中から目に留まった、「公的資金の融資コンサルティング」というセミナーに一度だけ参加したことがあります。

そのときは詐欺でもなんでもありませんでしたが。

 

しかし今の時代に、あえてFAXという古典的な手段で、詐欺を行おうとする発想が凄い。

なんというか詐欺って本当にちょっとした心の隙を突いてくるんですよね。

「まさか今どきFAXで詐欺…?」

という心理を突いた絶妙な作戦ですね。

詐欺師を賞賛する訳ではありませんが、着眼点の鋭さには舌を巻きます。

実際に詐欺にあった話

僕は大人になってから、詐欺の被害にあったことはありません。

特に会社を経営するようになってからは、その点ではずいぶん慎重になっていたんだと思います。

ですが遥か昔、中学生のころにこんなことがありました。

 

同級生のヤマダと2人で地元の街をブラブラしていた日のこと。

ヤマダは不動産屋の金持ち息子で、ガタイも大きくて喧嘩も強い、イケイケの少年でした。ヤマダと僕はウマも合って、よく2人で遊んでいました。

その日2人で歩いていると、大型のベンツの脇に、明らかにそれと分かる風貌のオヤジが立っていました。

目を合わせるとヤバいと直感的に思った僕たちは、その脇を伏し目がちに通ろうとしたその時、オヤジが声を掛けてました。

しかしその声は、想像とは裏腹に優しいもので、なにやら困った感じでした。

「やっちまったよー 困った、困った。」

オヤジは頭を掻きながら話し始めます。

どうやら車の鍵をインロックしてしまったようです。

「困ったよー 急用ですぐにでも行かなきゃいけないのに財布も車の中だから交通費も無い」

泣きそうなオヤジを見て、なんだか可哀想になりました。

「悪いんだけど、金貸してくれないか?」

オヤジがそう切り出します。

「いや、タダでとは言わねぇ。こいつと交換でどうだ?」

そう言いながら、オヤジは手首にはめている、ぶっとい金のブレスレットを見せました。

その時僕らの所持金は、2人合わせて3千円ほど。

「しょうがねぇな…緊急事態だから。こいつを質屋に持ってけば5万や10万になるだろうよ。」

取引が成立です。

ちょっぴり悔しそうに、オヤジはブレスレットを外し、僕らの3千円と交換しました。

「助けてくれてありがとな。」

そう言い残して去って行きました。

理科室での真実

中学生にとって5万円は大金です。

翌日僕ら2人は、いそいそと理科室に向かいました。

以前理科の先生が

「本物の金は硝酸に入れても溶けない」

と言っていたのを覚えていたんですね。

学校の授業もたまには役に立ちます。

ヤマダとふたり、こっそり理科室に忍び込み、ビーカーの中にブレスレットを入れ、硝酸を注ぎました。

結果は…

 

お分かりですよね?

シュワシュワと音を立ててブレスレットが溶けて行く様は、30年経った今でも忘れられませんw

そうして僕ら2人は、オヤジにまんまと騙されたわけです。

いま考えれば、止まっていたあのベンツもオヤジの物では無く、たまたま止まっていたんでしょう。

そこでおもちゃのブレスレットを使い、中学生から3千円取る。

なんて凄い発想なんだと未だに感心します。

まとめ

ブレスレットオヤジの話は、子供のころの笑い話で済みますが、現実は今日も詐欺グループが暗躍しています。

詐欺のニュースを見ると

「騙される方も悪い」

とか言われますが、詐欺師達の頭は想像以上に上をいっています。

ちょっとした心の隙、心理をついた作戦で奴らは忍び寄って来ます。

どんな詐欺でも、あなたがお金を出すまでは詐欺は成立しません。

お金を出す瞬間、ちょっとだけでも疑って下さい。

硝酸に溶けてしまってからは後の祭りですから。